2Wayプライス スプレッドを理解しよう!

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為替取引のレートには、売値と買値が存在します。
誰でも1度は、ニュースなどで
「現在の東京外国為替市場のドル/円は110円25銭から110円30銭の間で取引されています。」
というのフレーズを聞いたことがあると思います。
これらを聞いて「25銭から30銭ってどういうこと?」と思ったことはないでしょうか。

2Wayプライスとは?なぜ2種類の価格が表示されているのか

今日は、FX、為替取引のときにわかっておきたい、「プライス(値)」と、「スプレッド」について書いていきたいと思います。
実はこの開きのことスプレッドと呼びます。
30銭のほうが買値、25銭のが売値となり、このような表示方式のことを2Wayプライスといいます。

もしあなたがその時買おう!と思ったとしたら、110円30銭で買うこと確定なります。
その瞬間売ることができる値段は110円25銭だから、買ったと同時に50銭分の損が発生していることになります。

なぜマイナスからのスタートになるのでしょうか?

スプレッドが存在するため、FXでは買った瞬間も最初にポジションを建てる時には、このようにスプレッド分だけマイナスからのスタートになります。
このスプレッドが狭ければ狭いほど、取引する上では有利となるわけです。

FXが導入された当時は、手数料がある上にさらにこのスピードが数十銭も離れていましたが、現在では手数料無料かつドル/円スプレッドが0銭というFX業者も出て来ているほど、個人投資家にとっては有利になってきました。

よく「FX会社は手数料無料でどうやって利益を得ているの?」という質問受けますが、FX会社はこのスプレッドから利益を得る場合がほとんどになります。一方でスプレッドは投資家にとれば、取引コストとなります。

スプレッドの傾向とは?

スプレッドはその時の市場の条件には転嫁するのが一般的です。
取引量が多ければ多いほどスプレッド狭くなり、少なければ少ないほどスプレッド広くなる傾向があります。

早朝の取引が少ない時間帯が広がり、夕方以降の欧州市場や米国市場などがオープンしてる時間帯は狭く提示されることが多いです。

また通貨ペアによっても違います。
基軸通貨である対ドルの通貨ペアは流動性が豊富(取引量が多い)なためスプレッドは狭く、メジャー通貨が絡まない通貨ペアはスプレッドが広いのが一般的です。FX会社によってでも強い通貨ペア弱い通貨ペアがあります。

スプレッドの値幅の読み方全ての通貨ペアで共通して使えるpip(最小の価格単位のこと)やポイントがよく使われます。
取引コストは投資の収益に直結します。見た目の取引コストであるスプレッドにこだわってFX会社を選ぶ人も多いですね。
しかし実際には経済指標発表時に広がったり約定しにくかったりする会社も多いので「見た目のスプレッド」だけにとらわれてはいけません。

会社によってもスプレッドは違うし、通貨ペアによってもスプレッドとは違います。
また、スプレッドは相場状況で狭くなったり低くなったりするものです。
スプレッドは会社によって通過ペアによっても時期によっても違います。そのあたりも検討して、取引していきたいですね。

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