「経済指標の発表」は事前に分かるトレードチャンスなのだ!
為替相場には数多くの注目材料があります。しかし、その中でも事前にアップ時間が決まっているのは経済指標ぐらいです。
また、経済指標は今後の経済状況を見極める注目材料であると同時に、為替相場を大きく動かす要因でもあります。
「発表時間が決まっていて、その発表によって為替相場が動く可能性が高い」
となれば、これをトレードに貸さないではないでしょう。
為替相場が動くとき、そこにリスクもチャンスも存在します。
その時の状況によってリスクにもチャンスにもなり得るわけですが、トレードするにあたって、発表される対象について事前に今までの流れや事前予想などを把握しておくことが非常に重要です。
これから米国のものを中心に経済指標詳しく知るためのものといたしました。
一気に覚える必要はありません。毎日のように発表される経済指標に対して、辞書のような形で活用すること想定しています。
3ヶ月もすれば自然に覚えることができるはずです。
米国の経済指標のスケジュール | NYタイム | ランク | ||
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第1営業日 | ISM製造景況指数 | 月次/毎月 | 10:00 | ★★★★☆ |
建設支出 | 月次/毎月 | 10:00 | ★☆☆☆☆ | |
第3営業日 | ISM非製造景況指数 | 月次/毎月 | 10:00 | ★★★★☆ |
雇用統計の2日前 | ADP雇用統計 | 月次/毎月 | 08:15 | ★★★★☆ |
上旬 | 製造業受注 | 月次/毎月 | 10:00 | ★☆☆☆☆ |
5日ころ | 労働生産性/単位労働コスト | 四半期 【速】2/5/8/11月 【改】3/6/9/12月 | 08:30 | ★☆☆☆☆ |
第1金曜日 | 雇用統計 | 月次/毎月 | 08:30 | ★★★★★ |
第5営業日 | 消費者信用残高 | 月次/毎月 | 15:00 | ★☆☆☆☆ |
10日ころ | 中古住宅販売保留 | 月次/毎月 | 10:00 | ★★★★☆ |
卸売在庫 | 月次/毎月 | 10:00 | ★☆☆☆☆ | |
貿易収支 | 月次/毎月 | 08:30 | ★★★☆☆ | |
輸入物価指数 | 月次/毎月 | 08:30 | ★★☆☆☆ | |
第2金曜日 | ミシガン大学消費者 信頼感指数【速報値】 | 月次/毎月 | 10:00 | ★★★☆☆ |
中旬 | 財政収支 | 月次/毎月 | 14:00 | ★☆☆☆☆ |
小売売上高 | 月次/毎月 | 08:30 | ★★★★☆ | |
企業在庫 | 月次/毎月 | 10:00 | ★☆☆☆☆ | |
在宅着工件数/ 建設許可件数 | 月次/毎月 | 08:30 | ★★★☆☆ | |
計上収支 | 四半期 3/6/9/12月 | 08:30 | ★☆☆☆☆ | |
精算者物価指数(PPI) | 月次/毎月 | 08:30 | ★★★☆☆ | |
消費者物価指数(CPI) | 月次/毎月 | 08:30 | ★★★★☆ | |
鉱工業生産/ 設備稼働率 | 月次/毎月 | 09:15 | ★★★☆☆ | |
対米証券投資 | 月次/毎月 | 09:00 | ★★★☆☆ | |
15日 | NY連銀製造業 景況指数 | 月次/毎月 | 08:30 | ★★★☆☆ |
第3木曜日 | フィラデルフィア 連銀製造業景況指数 | 月次/毎月 | 10:00 | ★★★☆☆ |
20日ころ | 景気先行指数 | 月次/毎月 | 10:00 | ★★★☆☆ |
下旬 | GDP | 四半期/毎月 【速】【改】【確】 | 08:30 | ★★★★☆ |
中古住宅販売件数 | 月次/毎月 | 10:00 | ★★★★☆ | |
新築住宅販売件数 | 月次/毎月 | 10:00 | ★★★☆☆ | |
耐久財受注 | 月次/毎月 | 08:30 | ★★★★☆ | |
GDPの翌日 | 個人所得/個人支出 | 月次/毎月 | 08:30 | ★★☆☆☆ |
最終火曜日 | 消費者信頼感指数 | 月次/毎月 | 10:00 | ★★★☆☆ |
最終金曜日 | ミシガン購買部協会 景気指数 | 月次/毎月 | 10:00 | ★★★☆☆ |
雇用コスト指数 | 四半期/毎月 1/4/7/10月 | 08:30 | ★★☆☆☆ | |
毎週木曜日 | 新規失業保険申請件数 | 週間/毎週 | 08:30 | ★★☆☆☆ |
不定期なちゅうもくざいりょう | NYタイム | ランク | ||
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金融政策 | FOMC | 年8回 (約6週間ごと) | 14:15 | ★★★★★ |
ベージュブック | FOMCの2週間前 | 14:00 | ★★★★☆ | |
FOMC議事録 | FOMCの3週間後 | 14:00 | ★★★★★ | |
その他 | FRB議長議会証言 | 2月と7月 | ー | ★★★★★ |
半期為替報告書 | 4月と11月 | ー | ★★★☆☆ |
単純に数字が良ければドルが上昇するというものではなく、事前の予想に対して着地が上ブレたか下ブレたかとかが大事だったり、そのテーマが市場にどのくらい織り込まれていたかを読む必要があったりで、非常に奥が深い世界だということがわかってくるでしょう。
指標には重要度ランクがあります!
注目度と重要度、そして市場影響度をミックスさせて表したものです。
経済指標の注目度はその時の相場によって変化します。今回こちらに載せたのは基本的なランクと捉えてほしいと思います。
①要人発言は賞発表と違い時間が決まっていない。
トレードするときはアップ時間が決まっている指標中心に考えるのがセオリーです。ですが、要人発言で逆におかもしれないという危険性も考えておきましょう。
②金利につながる話題に市場はビビットに反応します。
イエレン米FRB議長とドラギECB総裁の講演会内容で特に金利に言及するようなことがあるとサプライズとなります。
為替相場は金利に敏感なのです。
③証言後の質疑応答にサプライズがあります。
2月と7月はFRBの議会証言があります。証言自体はある程度予測は付きますが、その後の質疑応答はかなり突っ込んだものになりがちです。為替が大幅に動いたりトレンドが変わることもあります。