「レバレッジが高いと危険」
「レバレッジが高いFX会社が危ない」
色々な意見がありますが、これは大きな間違いです。
高いレバレッジだってキッチンとは取引すれば実は怖くない!
今回はそのことについて書いてみたいと思います。
確かに、単純に言って、「10万円しかお金をがを持っていない人が1,000万円分の取引をする」ということだとしたら、これは非常に危険な行為といえますね。
ポジション持つために必要な証拠金の大小
しかし、もう一度FXのレバレッジとは何と何の対比を表しているのか考えてみましょう。
FXでいうところのレバレッジとは、「ポジションのリアルな金額」と「そのポジションを持つために必要な証拠金」との「対比」を表しています。
証拠金はそれを担保として差し出しているようなものなので、出金することも他の目的に使うこともできません。
つまり、証拠金とは「ポジションを持つために拘束されるお金」ということができます。
・・・ということは、少し視点を変えれば、レバレッジが高い方が、拘束される資金が少なくて済むということにもなりますね。
「ドル/円」のレートが100円の時に1万通貨をロングする(買って持つこと)と、100万円分のポジション持つことになるなります。
この時、レバレッジが5倍のFX会社のと20万円、20倍だと5万円、50倍だと2万円が証拠金として拘束され動かせなくなります。
「証拠金=拘束された資金」とすれば、口座に入っているお金で証拠金以外のお金は余裕資金と言えますね。
実際にその部分はポジションを持つために使うことも、出金することも自由となっています。
この時重要なのは、余裕資金の部分が多ければ多いほど、損失を許容できる幅ができるということになります。
例えば、あなたがFXの口座に21万円入れていたとしましょう。
この時に、ドル円を1万通貨持っていて、レバレッジを5倍の口座で20万円が証拠金として拘束されているとすると、21万円引く20万円で1万円しか融資金がありません。
1万円と言えばトルエンで1万通貨持っていた場合に1円分動くと上下する金額です。
このレバレッジ5倍の口座では1万通貨しか持てずに、しかも1円分の損失しか許容できないということになります。
高いレバレッジのリスクはポジションを持ててしまう危険
レバレッジが危険というのは、大きなポジションを持ててしまう危険にほかなりません。
最初から自分で持つべきポジションの量をきちんと把握すれば、レバレッジが高い方が余裕資金が多くなり、自由度の高い投資ができることになります。
確かに余裕資金が大きくなると許容できる損失が膨らむため、大きく動いた場合には損失確定額は拡大してしまう問題は出てきます。
しかしこれは、損失を限定するロスカット注文を自分で設定することで回避できます。
むしろこれは、レバレッジ云々の前に絶対にしなければならないことであります。
自分の持つべきポジション量はあらかじめ決めておく、損失限定の注文は必ず設定する、この2つをしっかりと守ることで、レバレッジはあなたの大きな味方になるでしょう。
これはある意味当たり前なのですが、多くの個人投資家投資家がこのことをよく理解しないまま、買えるだけ買ってしまい、気がついたらびっくりするような額のポジションを動かしてしまう。
そしてお金を失って退去するというパターンがほんとに多いので注意して欲しいです。
投資商品を保有している状況のこと。
FXにおいては何かの通貨を買っている場合はロングポジション、売っている場合はショートポジションなるといいます。
通貨ペアにおいてどちらを買うことどちらかを買うことは、必然的にもう一方を売ることになります。